JICPA 茂木新会長「社会に信頼という価値を提供する」

第56回定期総会を開催
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日本公認会計士協会(JICPA)は7月25日 【編注】 、第56回定期総会を都内の帝国ホテルで開催した。本総会をもって、手塚正彦氏に代わり、茂木哲也氏が会長に就任した。任期は3年間。公認会計士法改正や非財務情報開示への具体的な対応のかじ取りを担う。また、総会では倫理規則の一部変更が決議され、報酬、非保証業務の同時提供に関する規定が強化されることになった。

法改正や非財務情報開示を重点的に

会見した茂木新会長(左)と手塚前会長

総会後の記者会見で、茂木新会長は「社会に信頼という価値を提供する」ことが公認会計士の価値だと述べ、「会計士が社会にどう役立っていけるか方向付ける大事な3年間となる。会長として全力を尽くしたい」と語った。その上で以下の4つを重点テーマに挙げた。

①公認会計士法改正への対応

今後の府令改正を踏まえ、12月または来年1月に臨時総会を開催して会則変更などの対応を行う方針を示した。

②非財務情報開示への関わり

「財務情報監査で培ってきた経験を、非財務情報開示に生かしたい」とした。

③人材の確保と育成

監査業務の充実、非財務情報への貢献には「多様かつ優秀な人材の確保と育成が重要になる」。

④ステーク...