ソフトウェア制作費等に係る会計処理及び開示に関する研究資料公表を踏まえた実務上の考察 第3回 ゲーム制作費の会計処理(後編)
PwCアドバイザリー合同会社 シニアマネージャー・公認会計士 田中 一宏
PwCアドバイザリー合同会社 シニアアソシエイト・公認会計士 戸村 祥平
( 19頁)
前回( No.3565・16頁 )はゲーム業界全般に関する分析・考察と制作費の会計処理の実態調査のうち、「貸借対照表上の表示科目」と「費用配分の方法」について解説を行った。今回は「研究開発費とソフトウェア制作原価の区分」に係る解説、及び関連する会計諸論点の解説を行っていく。
前回 |
1.ゲーム業界の会計実務
(1)ソフトウェア産業におけるゲーム (2)ゲームビジネスの整理 (3)ゲームビジネスの変遷と会計実務 2.研究資料(ゲーム制作費)の解説 (1)研究資料の概要 (2)貸借対照表上の表示科目と費用配分の方法に関する考察 |
今回 |
(3)研究開発費とソフトウェア制作原価の区分に関する考察
3.ゲーム制作費に関連する諸論点 (1)ゲーム制作のビジネスフロー (2)ゲームリリース前の諸論点 ①オープンβテスト、アーリーアクセス等のβ版に関する論点 ②近年の業界慣行となっているソフトローンチに関連する論点 (3)ゲームリリース後の諸論点 ①継続開発費の会計処理に関する考察 ②マルチプラットフォーム化のための制作費の処理・減損の考え方 ③海外展開のための制作費の処理・減損の考え方 4.まとめ |
(3)研究開...
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