今回の税務研究会出版局のオススメ書籍は、『インボイスの気になる点がサクッとわかる本』です。著者の高山弥生先生に、本書についてお聞きしました。

　 前作「消費税＆インボイスがざっくりわかる本」との違いは何ですか？

　インボイス制度が導入されることで、いままで以上に消費税の重要性が高まります。前作ではインボイスの概要をざっくりお伝えして、若手スタッフが仕訳入力のときに税区分コードを選べるようになるための本を書いたつもりだったのですが、思いの外「インボイス」の部分に注目が集まってしまいました。この本だけですと、インボイスの概要を本当にざっくりお伝えしているだけなので、実務に対応ができません。急遽インボイスの実務編を出版しようと決まり、出来上がったものが今回の本になります。

　 執筆中に苦労したことは？

国税庁のインボイスQ＆Aの量の多さと、絶えず出てくる新しい情報へのキャッチアップです。Q＆Aはただでさえ読み込むのが大変なのに、書いている最中にも改訂が入り泣きそうになりました(笑)。税務通信でも、毎号のようにインボイス...