内部統制部会 次回、基準等の見直し案を提示へ
数値基準等の例示の取扱いで意見割れる
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金融庁・企業会計審議会は11月8日、第23回内部統制部会(橋本尚会長)を開催。事務局が提示した「内部統制報告制度の見直しの方向性(案)」を踏まえ、「経営者による内部統制の評価範囲」、「監査人による内部統制監査」、「内部統制報告書の訂正時の対応」などの具体的な改正内容について検討を行った。評価範囲の選定における数値基準等の例示の取扱いなど意見が割れている項目もあるが、年内の公開草案公表に向け、次の部会で内部統制基準・実施基準の見直し案が示される見通しだ。 |
円滑な実務運用の観点等から数値基準維持を求める声が増加
「内部統制報告制度の見直しの方向性(案)」では、前回の議論( No.3576・2頁 )を踏まえて、次の5つの論点(全10項目)が示された。
【論点1】内部統制の基本的枠組み ①ガバナンス、ERM、COSO等 ②非財務情報 ③経営者による内部統制の無効化 ④ITへの対応【論点2】経営者による内部統制の評価範囲 ①リスクアプローチと数値基準 ②内部統制報告書における開示等【論点3】監査人による内部統制監査 ①ダイレクト・レポーティング等 ②重要な不備があった場合の対応【論点4】内部統制報告書の訂...
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