ミニファイル LIBORに関する特例の注記

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ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)は、米ドル建以外のものは2021年12月末で公表が停止されたが、米ドル建の一部は2023年6月に公表停止となる見込みだ。ただ、米国では2023年2月上旬の時点で「後継金利への移行について、さらなる進捗が必要」と指摘されるなど、先行きが不透明な部分もある。

日本ではLIBORの公表停止と後継金利への置換に関連して、ASBJが2020年9月に実務対応報告第40号「LIBORを参照する金融商品に関するヘッジ会計の取扱い」を公表し、金利指標置換後でもヘッジ会計を継続できる特例的な処理を設けた。当初は「2023年3月31日以前に終了する事業年度」までの適用としていたが、...