東証 IFRS適用済254社の時価総額、東証全体の44.7%に
「会計基準の選択に関する基本的な考え方」を調査
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東京証券取引所は7月24日、「会計基準の選択に関する基本的な考え方」の開示内容の分析結果を公表した。分析対象は、2023年6月末時点の東証上場国内会社3,807社。このうち、①IFRS適用済会社(254社)、②IFRS適用決定会社(14社)、③IFRS適用予定会社(6社)の合計は、274社(前年比10社増)。2015年調査では108社だったが、年々増加し続けている。また、2023年6月末時点の当該274社の時価総額は合計400兆円で、東証上場会社の時価総額(843兆円)の47.3%を占めた(前年比2.2ポイント増)。なお、IFRS適用に関する検討を実施している会社は143社あった。 |
IFRS適用に関する検討事項は「指針整備」等
東証は、分析対象3,807社の決算短信に記載された「会計基準の選択に関する基本的な考え方」(以下、「基本的な考え方」)および「適時開示情報」をもとに集計を行った(表参照)。
このうち、④IFRS適用に関する検討を実施している会社に関して、具体的な検討事項を記載した会社は143社中95社あった。最も多く挙げられていた検討事項は、「マニュアル・指針の整備」。以下、「影響度...
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