JICPA サステナビリティが経営の中核に

第2回サステナビリティ・ウェビナーを開催
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日本公認会計士協会(JICPA、茂木哲也会長)は9月14日、Webセミナー「サステナビリティと経営・ガバナンス~持続的な価値創造にどうつなげるか?~」を開催した。パネルディスカッションで「なぜ、サステナビリティを経営やガバナンスに組み込む必要があるのか」などを議論した。

サステナビリティ経営の取組みを紹介

セミナーには以下の3人が登壇し、各人の視点から「サステナビリティと経営・ガバナンス」について説明した。

・井垣勉氏(オムロン株式会社執行役員常務)

・井口譲二氏(ニッセイアセットマネジメント株式会社執行役員)

・森洋一氏(JICPAテクニカルディレクター)

井垣氏は、サステナビリティを経営の根幹に置いた同社の実務的な取組みを紹介。同社の長期ビジョンを実現するために5つの「サステナビリティ重要課題」を特定した上で、執行側のサステナビリティの取組みを取締役会が監督し、社会動向や社内状況を把握して随時目標や取組みを見直しているとした。

井口氏は投資家として、企業が開示した情報をどのように解釈し、運用に活用しているかを説明。企業の様々なESG課題の中から、企業価値(将来キャッシュフローの現在価値)に関わる...