会計審 適正性/準拠性の結論を整理
期中レビュー基準の公開草案を議論
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金融庁・企業会計審議会(徳賀芳弘会長)は12月14日、第55回監査部会(堀江正之部会長)を開催した。当日は、2023年9月開催の第54回監査部会( No.3620・2頁 )で議論した期中レビュー基準(仮称)の策定について、四半期レビュー基準などの改訂に関する公開草案を示して議論した。改訂の大枠について委員は概ね賛同したものの、「適正性に関する結論」(適正性レビュー)と「準拠性に関する結論」(準拠性レビュー)の違いについて関係者が十分理解できるよう、周知が重要だとする意見などがあった。 |
東証が方針取りまとめ
前回の部会では、事務局が第1・第3四半期(1Q・3Q)の決算短信へのレビューについては準拠性レビュー、第2四半期(2Q)については適正性レビューとする方向性を示したが、委員からは枠組みの混在について異論や懸念が聞かれていた。
その後、東京証券取引所が実務検討会での議論を経て「四半期開示の見直しに関する実務の方針」(2023年11月公表)を取りまとめた。同方針では、財務諸表規則等への準拠とそこからの省略に焦点を当て、1Q・3Qについては「開示の省略を認める想定であり、適正表示を達成するための追加...
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