ミニファイル 公正価値評価の促進
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企業会計基準委員会の金融商品専門委員会では、上場企業等が保有するベンチャーキャピタル(VC)ファンドの出資持分に係る会計上の取扱いをテーマに検討を始めた。2023年11月の企業会計基準諮問会議での提言を受けたもので、まずはVCファンドに相当する組合等の定義を決め、構成資産である市場価格のない株式について時価で評価するか検討する。
議論の背景には、政府の「新しい資本主義」に基づくスタートアップ育成推進がある。VCファンドに投資を促し、スタートアップ企業の活性化を目指すものだ。VCファンドが保有するスタートアップ(非上場)株式は、海外では公正価値(時価)評価が多い一方、日本では取得原価で評価する場合...
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