ASBJ 公開草案の方向性から変更はなし

中間会計基準案等へのコメント対応を開始
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企業会計基準委員会(ASBJ、川西安喜委員長)は2月5日に第519回本委員会を開催し、企業会計基準公開草案第80号「中間財務諸表に関する会計基準(案)」等(12月15日公表)に寄せられた13通(団体等9、個人4)のコメントへの対応を開始した。期首から6カ月間を一つの会計期間とする原則を採用する方針などは変更せず、今後の基準開発の方向性(中間会計基準等と四半期会計基準等の統合)については中間会計基準等の確定後に検討する方向となった。同基準等は3月末までに公表される予定だ。

今後の方向性は中間会計基準確定後に検討

ASBJは公開草案で以下の2点についてコメントを求めた。

①中間会計基準案等の開発の基本的な方針

②今後の基準開発の方向性

事務局は、改正金融商品取引法の施行日である本年4月1日までに中間会計基準案等を最終化させるため、①に関するコメントへの対応を優先することを提案。②へのコメントは中間会計基準等の確定後に対応を進めるとした。

中間会計基準案等は、期首から6カ月間を一つの会計期間(中間会計期間)とする中間財務諸表に係る会計処理を定めることを原則とする。基本的な方針として、中間財務諸表の記載内...