経理の1年 【新人編】10~11月
IS経理事務所 代表 葛西 一成
はじめに
本連載では、事業会社の経理部門に配属された新入社員の1年を追っていきます。前回( No.3669 )は、中堅上場企業の子会社であるESC社(業態:システム受託開発、従業員数:約160名)へ入社し経理に配属された青山さんが、8月から9月までにどのような仕事をしてきたか、また仕事を通じての気づきや仕事で関わる人との出会いについて紹介しました。今回は、青山さんの10月と11月の仕事について解説します。
8~9月は小口現金の管理業務や納税証明書の取得といった業務を経験しました。また社内行事の納涼会に初めて参加し、他部署のメンバーとも交流を深めることができました。そして10月からは、新たに上場企業子会社の第2四半期決算業務などを経験します。
本連載の毎回の内容は、異なる経験・視点を持つ現役の経理パーソンとの談論によって補完する予定です。掲載後に税研Podcastで配信する現役経理パーソンの経験談にもご期待ください。
1.初めての決算業務(第2四半期決算)
青山さんが所属するESC社は3月決算会社であり、今回は9月までの第2四半期決算を行う必要があります。特に10月は通常の月次決算に加え、上場企業の子...
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