ISSB 「自然は気候より複雑」との見方も

BEESと人的資本の初期調査の結果を報告
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国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)は「気候変動」の次のアジェンダ候補として「生物多様性、生態系および生態系サービス」(BEES)と「人的資本」を掲げ、各プロジェクトに着手している。現在はそれぞれの初期調査をしており、11月のボード会議では事務局が主にBEESの調査結果を報告。「ほとんどの投資家は、BEES関連の情報をどのように投資判断に活用するかを検討する初期段階にある」などとした。12月のボード会議では、人的資本について報告した。

投資家の関心のあり方などを調査

初期調査は、以下に焦点を当てている。

項目内容①投資家の関心を示す証拠投資家の情報ニーズはどのようなもので、現在の開示実務はどの...