東証 「親子上場等に関する投資者の目線」を取りまとめ

投資者の目線とギャップのある事例等を例示
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東京証券取引所は2月4日、資料「親子上場等に関する投資者の目線」を公表した。上場会社による取組み・開示に対する投資者の目線のほか、投資者の目線とギャップのある事例等を取りまとめている。例えば、「子会社の独立性を理由に子会社のガバナンス体制の実効性確保に関与しない(親会社)」事例や、「子会社の取締役の選解任において、少数株主軽視の議決権行使が見られる(親会社)」事例等が挙げられた。

国内外の投資者と面談した結果を取りまとめ

東証では、親子関係や持分法適用関係にある上場会社に対して、グループ経営や少数株主保護に関する取組みおよび開示を要請している。国内外の投資者と面談して取りまとめた今回の資料を参考に...