JICPA 次期会長に南成人氏

監査業界の魅力向上に注力
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日本公認会計士協会(JICPA、茂木哲也会長)は4月16日に会見を開き、南成人氏(62)が次期会長に決定したと発表した。7月23日に予定されている定期総会終了後に会長に就任する(任期は3年)。南氏は、仰星監査法人の理事・代表社員。JICPAでは2022年から副会長を務めており、中小事務所支援などを行ってきた。

南氏が会見で特に強調したのが監査業界の魅力向上だ。業界の現状について「若手が作業に追われており、やりがいを感じる前に辞めてしまう」と述べ、DX化の推進による業務効率化等で対応する考えを示した。IT投資や人材に余力のない中小事務所に対しても、業界共同のITインフラが整備されつつあり、その支援...