金融庁 有報の記載事項の削減等を検討へ

セーフハーバー・ルールの法制化も視野に
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金融庁はディスクロージャーワーキンググループ(DWG)を設置し、金融商品取引法改正に向け議論を始める。6月25日に開催した第55回金融審議会総会・第43回金融分科会合同会合(神作裕之会長)で加藤勝信金融担当大臣が諮問した。サステナビリティ情報にとどまらずその他の開示の虚偽記載等の責任に係るセーフハーバー・ルールのあり方を検討する。加えて、有価証券報告書のうち有用性が低下している開示の有無の検証、記載事項の整理などを議論する。

法律とガイドラインでセーフハーバーを整備

DWGでは次の4つについて議論する予定。

①セーフハーバー・ルールのあり方

一定の要件のもとで虚偽記載等の責任を問わないセーフハーバー・...