経理の1年 【ミドル編】12月

IS経理事務所 代表 葛西 一成

( 24頁)

はじめに

本連載では、事業会社で働く経理パーソンの1年を追っていきます。前回( No3740・24頁 )では、第2四半期決算において連結パッケージのチェックと修正対応に追われ、休日出勤を余儀なくされた青山さんの奮闘についてお伝えしました。決算反省会では課題が明確となり、子会社への出張サポートという新たな指示が出されました。

そして今回は、栃木と山形にある子会社2社へ出張する様子をお伝えします。初めての親会社での出張準備に戸惑いながらも、旅費規程の確認やスケジュール作成を進め、現地での打合せを通じて見えてきた子会社経理の実情と課題、さらには製造現場の見学で得た貴重な気づきなど、経理パーソンとしての視野が広がっていく過程をご紹介します。

それでは、子会社への出張を通じて成長を続ける青山さんの姿をお楽しみください。

1.子会社への出張準備

前回の第2四半期決算は、青山さんにとって苦い経験となりました。子会社から提出される連結パッケージのチェックと修正に想定以上の時間がかかり、その後に続く連結精算表や連結キャッシュ・フロー計算書の作成も期日を超過してしまったのです。

青山さんは連結決算の業務を担当してから、連...