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相続税 基本事項から確認する土地評価~第7章:裁決事例等から確認する土地評価の実務ポイント(その44)(下)

 税理士 笹岡 宏保

( 107頁)

裁決事例を用いて、評価実務の第一線で係争があった重要項目を確認しています。本号では、前号に引き続き、雑種地の評価単位が争点とされた事例を確認します。

Q157 裁決事例の確認

 (その44:雑種地の評価単位が争点とされた事例)

※ 設問文及び の(2)③までは、 先月号(2020年12月号)76頁 以降をご参照ください。

 A157   [answer](前号よりの続き)

④ 国税不服審判所の判断

(イ)認定事実

[イ] 本件土地に設定された権利及び本件土地について

本件A土地、本件B土地及び本件C土地には、本件相続開始日において、いずれも駐車場として使用することを目的として、それぞれ異なる者の賃借権が設定されていた。...