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ボリュームライセンスと少額減価償却資産特例

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ソフトウエアのライセンスを一定数まとめて購入すると,価格が安くなるケースがある。“ボリュームライセンス”などと言われるものだが,この場合,少額減価償却資産特例( 法令133 )の判定は総額で行うのだろうか,それとも総額を按分した単体価額で行うのだろうか。

ソフトウエアをライセンス契約で購入した場合には,通常のソフトウエアと同様,原則,無形固定資産として資産計上し,5年で均等償却を行う(法令13八リ,48の2①四,耐用年数省令別表第三)。ただし,購入費用の総額を,付与されたライセンス(使用権限)の数で按分した単体価額を取得価額とし,少額減価償却資産特例の判定を行うこともできる。少額減価償却資産特例に係...