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[全文公開] 今週のFAQ(2/4/20)<持続化給付金の具体的な内容>

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新型コロナウイルス感染症の影響で売上が落ち込んでおり,持続化給付金の申請を考えています。

中小企業は,200万円を上限に給付金がもらえるとのことですが,具体的な制度の内容を教えてください。

持続化給付金は,4月7日に閣議決定された「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」に盛り込まれたもので,制度がスタートするのは,財源となる補正予算が成立した後になります。

詳細は,4月の最終週を目途に確定・公表されますが,経産省の公表資料によれば,以下のような内容になる予定です。

【概要】

・新型コロナウイルス感染症拡大により,特に大きな影響を受けている事業者に対して,事業の継続を支え,再起の糧となる,事業全般に広く使える給付金。

【支給対象】

・新型コロナウイルス感染症の影響で売上が前年同月比で50%以上減少している者。

※資本金10億円以上の大企業を除き,中堅,中小企業,小規模事業者,フリーランスを含む個人事業者が対象。

※医療法人,農業法人,NPO法人,社会福祉法人など,会社以外の法人についても幅広く対象とする。

【給付額】

法人:200万円,個人事業者等:100万円

ただし,昨年1年間の売上からの減少分が上限。

<売上減少分の計算方法>

減少分=(前年の総売上(事業収入))-

(前年同月比▲50%月の売上×12か月)

※前年同月比▲50%月:2020年1月~12月のうち,2019年の同月比で売上が50%以上減少したひと月について事業者が選択。

※昨年創業した場合等の対応も引き続き検討。

【申請】

・Web上での申請を基本とし,必要に応じ,感染症対策を講じた上で完全予約制の申請支援(必要情報の入力等)を行う窓口を順次設置する(申請にあたり「GビズID」の取得は不要)。

・補正予算の成立後1週間程度で申請受付を開始。電子申請の場合,申請後,2週間程度で給付(申請者の銀行口座に振込み)。

(K)