「有価証券の募集」・「有価証券の売出し」と「均一の条件」
※ 本コンテンツは刊行日時点の情報に基づくものです
D-column3-3-1
平成4年の改正前の証券取引法(金融商品取引法の前身)では、「有価証券の募集」は「不特定且つ多数の者に対し均一の条件で、あらたに発行される有価証券の取得の申込を勧誘すること」とされ、「有価証券の売出し」は「不特定且つ多数の者に対し均一の条件で、既に発行された有価証券の売付の申込をし、又はその買付の申込を勧誘すること」とされていた。このうち、「有価証券の募集」については、「均一の条件」という要件を利用し、小刻みに条件を変更することによって開示義務を潜脱することが可能であったため、これを防止する観点から、平成4年の証券取引法の改正において、その定義から「均一の条件」が削除された。一方、「有価証券の売出し」については,流通市場における既発行証券の取得の勧誘との区別をつけがたいという理由から、引き続き「均一の条件」は要件として残された。.........
(全文 文字数:1083文字)
- 「要説 金融商品取引法開示制度」のご購入はこちら
この続きは「要説 金融商品取引法開示制度」に収録されています。
全文をご覧になりたい方は、下記ボタンからご購入をお願いいたします。
「要説 金融商品取引法開示制度」では、金融商品取引法関連の様々な事例もご覧いただけます。
全文をご覧になりたい方は、下記ボタンからご購入をお願いいたします。
「要説 金融商品取引法開示制度」では、金融商品取引法関連の様々な事例もご覧いただけます。