ASBJ 金利スワップの特例処理、継続を容認
議事録公表で3月決算への対応図る
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企業会計基準委員会(ASBJ,小野行雄委員長)は3月23日,第332回委員会を開催した。「退職給付債務の計算」と「金利スワップの特例処理」の2つが,マイナス金利に関する会計上の論点として緊急議題になっており,当日は後者を検討した。ASBJは,3月決算会社に対して「これまで金利スワップの特例処理が適用されていたものについて,特例処理の適用を継続することは妨げられない」とし,前者での対応と同様に審議の議事録を24日に公表した。 |
マイナス金利,検討の経緯
日本銀行によるマイナス金利の導入以降,円LIBORや国債の利回りでマイナス金利が観察されている。このため,退職給付債務の計算時に適用する割引率の疑問と...
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