ミニファイル リスク分担型企業年金とIFRS
( 37頁)
現在,ハイブリッド型の企業年金制度として注目される「リスク分担型企業年金制度」の導入に向けた検討が進められている。この制度の導入モデルとされるのが,オランダの集団型確定拠出年金(コレクティブDC)だ。
コレクティブDCは,法令上は確定給付制度と位置付けられ給付の算定式が存在するが,掛金水準は一定期間維持され,積立不足が生じた場合には給付で調整を行う。このため,掛金水準が一定期間固定されること等を理由に,会計上は確定拠出制度とされ,退職給付債務は計上しない取扱いとなっている。
オランダの上場会社では,IFRSに基づいた連結財務諸表の作成が求められるため,コレクティブDCを導入している上場会社は,IF...
- 経営財務データベースで続きを読む
-
無料 2週間のお試しはこちら
すぐに使えるIDをメールでお送りします