週間「適時開示」ニュース(8/23~8/29)

( 35頁)

THEグローバル社と工藤建設で会計監査人の異動(8月24日など)

THEグローバル社(東一)は8月24日,有限責任あずさ監査法人の退任と,アスカ監査法人の就任を公表した。任期満了に伴い,親会社であるアスコット(JQ,アスカ)と会計監査人を統一することで,より効率的な監査の実現を図る。

工藤建設(東二)は8月26日,清陽監査法人が退任し,代わって監査法人FRIQが就任することを公表。同社の事業形態および事業規模に適した監査費用の相当性等を改めて見直した結果,交代を判断した。

ラサ商事で開示すべき重要な不備(8月27日)

ラサ商事(東一,八重洲)は8月27日,2021年3月期の内部統制報告書に「開示すべき重要な不備」の記載があることを公表した。連結子会社において,工事部の担当者が赤字工事の発覚を免れるために工事番号を付け替え,売上高および売上原価の先送り等をする不適切な会計処理の疑いが判明していた。このため,外部専門家を含めた社内調査委員会を設置し,事実の解明等に向けた調査の結果,当該会計処理のほかにも不適切な会計処理があったとする認定を受けた。同社では,当該子会社を含めて全社的な内部統制の不備が...