関係会社株式などに関するKAMが目立つ
2022年3月期KAM集計⑤ 個別KAMの領域
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2年目を迎えた「監査上の主要な検討事項」(KAM)について、記載動向を分析している。第5回は、個別KAMの内容(領域)を分類する。「収益認識」や「固定資産の評価」が多かったのは連結KAMの傾向と同様。関係会社株式や関係会社への貸付金、投融資の評価などに関する記載が個別KAMでは特徴的だった。 |
【集計対象】
2022年3月31日決算の上場企業のうち、2022年6月30日までに有報を提出した2,356社(連結決算会社2,115社、非連結決算会社241社)の監査報告書を調査した。
【集計方法】
監査報告書に付けられたXBRLタグを用いて集計した。
KAMの個数は、報告書内の「見出し」タグによりカウント。例えば、「見出し」タグが1つあればKAMは1個、2つあればKAMは2個となる。
※明らかにタグ付けミスと思われるものは、手作業でタグを修正した上で集計した。
【図表】個別KAMの領域
領域個数収益認識607固定資産の評価476 (内:のれんの評価)(18)関係会社株式等の評価462繰延税金資産の評価321棚卸資産の評価216引当金の算定199 (内:貸倒引当金の算定)(110)ITシステムの評価50 (内:収...
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