ミニファイル UKEBによるのれんハイブリッド・モデル

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IASBはのれんの事後の会計処理について年内にプロジェクトの方向性を決定すべく、相次いで関連する会議を開催している。9月29日には、ASAF会議で英国エンドースメント審議会(UKEB)が27日に公表した研究報告書に関して取り上げた。UKEBは英国におけるIFRSのエンドースメントと適用を担う組織で、基準設定主体としての性格を有する。

UKEBによる研究報告書は「のれんの事後測定:ハイブリッド・モデル」と題されたもの。「ハイブリッド・モデル」とは、「のれんの耐用年数の見積りに基づく年次の償却」と「減損の兆候がある場合のみの減損テスト実施」を組み合わせ、かつ「企業買収に関する経営者の責任を強化するた...