図解で整理!税効果会計の基礎と考え方 第6回 繰延税金資産の回収可能性の検討表の作り方

 公認会計士 内田 正剛

はじめに

「繰延税金資産の回収可能性の検討表の作り方を知りたい」。期末決算で、繰延税金資産の回収可能性を検討するときに「検討表」(計算表・計算シート)を作成すると思います。ですが、作成にあたっては減算差異を漏れなく集計したり、スケジューリングの知識も必要なので、難しく感じますよね。そこで今回は、繰延税金資産の回収可能性の検討表の役割や作り方を、会社分類ごとの限度額とともにわかりやすく解説します。

また、週刊経営財務の誌面版では「事例でわかる 実務で使える 税効果会計」と題して、注記事例の分析や実務で使える情報をメインに解説しています。こちらも併せてお読みください。

〈掲載予定〉

回数 テーマ 掲載号
税効果会計って何? 3563
繰延税金資産・負債の計算方法と仕訳 3566
繰越欠損金と繰延税金資産 3569
繰延税金資産の回収可能性の判定手順 3572
フローチャートで解説!会社分類の判定の流れ 3575
回収可能性検討表の作り方 3578
その他有価証券の含み損益の税効果会計 3581
連結の税効果会計 3584
税効果会計の注記 3587
10 数理計算上の差異 3589
11 トピック別のまとめと周辺論点 3591

※掲...