金融庁 「SSBJを金商法上の基準設定主体に」
第2回DWGを開催
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金融庁・金融審議会は11月2日、ディスクロージャーワーキング・グループ(DWG、座長:神田秀樹・学習院大学大学院教授)の第2回会合を開催した。今回はサステナビリティ基準委員会(SSBJ)の位置付けと役割について議論。金商法上の会計基準設定主体と同様に位置付けることに多くの委員が賛同し、グローバル基準を踏まえた国内基準開発に期待が寄せられた。 |
ASBJと同様の位置付け求める
有価証券報告書上にサステナビリティ開示の記載欄を設ける方向となった今、次の論点は具体的な開示内容や保証などだ。
具体的な開示については、グローバル投資家のニーズや企業の負担などの観点から、市場区分等に応じた段階的な対応を行うかが検討課題となっている。委員からは「市場区分に応じて簡便的な開示も認めるべき」との意見があったが、開示内容に差を設けることについては「マテリアリティやスケーラビリティを踏まえて考えるべきだ」と反対する声が目立った。
開示の方向性を検討するにあたってはSSBJの役割の明確化も必要となる。SSBJは、国内のサステナビリティ開示基準の開発と国際的な開示基準の開発への貢献を目的としているが(図表)、SSBJの開...
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