ISSB S1とS2は2024年から適用
全論点の検討完了
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国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)は2月16日、ボード会議を開催した。今回の会議でIFRS-S1号「サステナビリティ関連財務情報の開示に関する全般的要求事項」、IFRS-S2号「気候関連開示」についてすべての論点の検討を終えた。今後は書面投票などを経て、6月頃に基準が最終化される見込みだ。会議では、両基準の発効日(適用開始日)を「2024年1月1日以後に開始する事業年度から」と決定した。 |
4つの観点から発効日を検討
基準の発効日について今回の会議で決定したのは、以下の点。
①S1、S2ともに2024年1月1日以後に開始する事業年度から適用を開始する(企業は最初のサステナビリティ関連開示を2025年に実施することになる)
②両基準とも早期適用を認める
③早期適用は企業が両基準を同時適用する場合のみ
④企業が両基準を早期適用した場合、その旨を開示することを求める
これらのうち①については、「各法域における採用(adoption)」、「作成者による基準の適用(application)」、「サステナビリティおよび気候関連開示の基準に対する緊急の需要」、「欧州連合や米国など他のサステナビリティ基準との...
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