サステナビリティ記載欄、他の記載への参照の留意点
2022年3月期有報 訂正に繋がりそうな事例も
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有価証券報告書に新設された「サステナビリティに関する考え方及び取組」等を記載するにあたり、記載すべき事項を補完する情報として、提出会社のウェブサイトやコーポレート・ガバナンス(CG)報告書を参照させることができる。従来の実務でも他の書類を補足情報として記載するケースは見られる。実際に2022年3月期有報を確認したところ、200社超が参照先としてウェブサイトのURLを記載していた。一方、記載されたURLにアクセスしても「ページが見つからない」事例もあった。このような場合は訂正報告書の提出が必要となる場合もあるため留意したい。 |
他の公表書類の参照の概要
有報に新設された「サステナビリティに関する考え方及び取組」や「取締役会、委員会等の活動状況」を記載するにあたって、記載すべき事項を補完する詳細な情報について、提出会社が公表した他の書類を参照する旨の記載をすることができる。前年度の情報が記載された書類や将来公表予定の任意開示書類を参照させることも可能。ただし、将来公表予定の書類の場合、公表予定時期や公表方法、記載予定の内容等も併せて記載するなどの配慮が必要だ。
他の書類には、例えば、統合報告書、C...
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