ASBJ 改正リース会計基準等の公開草案を公表議決

すべてのリースについて資産および負債を認識
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企業会計基準委員会(ASBJ、川西安喜委員長)は、4月26日開催の第500回本委員会で企業会計基準公開草案「リースに関する会計基準(案)」等を公表議決した。公開草案では、借手の費用配分の方法について、IFRS第16号「リース」と同様に、すべてのリースについて資産および負債を認識することとしている。原則適用は、基準の最終化から2年程度経過した事業年度の期首から。早ければ2026年4月1日から適用の見込み。意見募集は公表から3カ月間を予定している。

改正リース基準等の公開草案を決定

第500回本委員会で公表議決した公開草案は、リースに関する会計基準、リースに関する会計基準の適用指針および同適用指針の設例のほか、以下関連する12の基準等の修正・改正案が含まれているなど、改正の影響は多岐にわたる。

(1)固定資産の減損に係る会計基準(2)連結キャッシュ・フロー計算書等の作成基準(3)資産除去債務に関する会計基準(4)賃貸等不動産の時価等の開示に関する会計基準(5)収益認識に関する会計基準(6)固定資産の減損に係る会計基準の適用指針(7)関連当事者の開示に関する会計基準の適用指針(8)一定の特別目的会...