【WEB座談会】アナリストの仕事と役割 第8回 サステナビリティ開示について
いちごアセットマネジメント株式会社 石塚 愛
三菱UFJ信託銀行 加藤 正裕
3D Shareholder Services株式会社 齊藤 太
東京海上アセットマネジメント株式会社 真中 克明
[司会・進行]株式会社野村総合研究所 三井 千絵
本誌では、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)によるIFRSサステナビリティ開示基準(ISSB基準)への投資家の期待についてアナリストによる座談会を実施してきた。2023年6月末には最初の基準が公表され、日本でもサステナビリティに関する記載欄を追加した有価証券報告書の提出が始まったところだ。そこで今回は、ISSB基準の評価や理想のサステナビリティ開示に焦点を当てて議論していただいた。
1.自己紹介
三井 はじめに自己紹介をお願いします。
真中 東京海上アセットマネジメントの真中です。昨年より新設のESG運用グループに所属が変わり、EUのSFDRや日本の金融庁の監督指針などが規定するESGファンドの企画・運用・調査やESGスコアなどに始まるインフラの整備に加え、サステナビリティアウトカムを目的とした投資先との対話などを担当しています。
加藤 三菱UFJ信託の加藤です。お客様からお預かりした運用資産において、サステナビリティ関連のリサーチと、企業との協働エンゲージメントの推進などを行っています。
石塚 いちごアセットマネジメントの石塚です。日本株に特化した長期投資を行っています。日本法人は分析...
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