関東信越国税局 木村局長に就任インタビュー インボイス開始後に記帳・申告 の説明会を開催予定

( 06頁)

本誌は9月4日、7月に関東信越国税局長に就任した木村秀美(きむら・ひでみ)氏にインタビューを行い、就任の抱負やインボイス制度に対する取組みを聞いた。

――就任の抱負をお聞かせください。

東京国税局 木村秀美局長

〈略歴〉1990年大蔵省入省。国税庁長官官房審議官(酒税等担当)、国税庁調査査察部長などを歴任し、2023年7月から現職。

昨今の税務行政を取り巻く環境は、経済社会のデジタル化や国際化の進展などによって大きく変化しています。納税者の自発的な納税義務の履行を適正かつ円滑に実現するという使命を果たすため、引き続き、将来の経済社会のあり方を見据えながら、果断かつ着実に業務改革を推進するとともに、納税者の皆様が申告・納税を行いやすい環境の整備に積極的に取り組んでまいります。

――データを活用した税務調査の方針についてお聞かせください。

大規模法人を中心に、ウェブ会議システムによるオンラインでヒアリングを実施しています。なお、調査関係書類を提出する場合には、e-Taxによる提出も可能です。この場合、PDFやCSVで提出することができます。

また、国税庁では、様々なデータから必要な情報を抽出・加工・分析...