ISSB 移行支援グループの初会合を開催
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国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)は11月21日、IFRS-S1号とS2号の移行支援グループ(Transition Implementation Group:TIG)の初回会合を開催した。同グループは、企業が両基準を適用する際の疑問について議論するためのもので、13人の作成者と4人の保証提供者(ビッグ4所属)の計17人で構成されている。ISSB副議長のスー・ロイド氏が議長を務め、日本人としてはビッグ4のうちKPMG(有限責任あずさ監査法人)パートナーの関口智和氏が参加する。その他、米国のジョンソン・エンド・ジョンソン社(ヘルスケア)やベルギーのソルベイ社(化学)、ブラジルやナイジェリアの企業からも参加している。
グループが活動の目標として掲げるのは以下の3点だ。
・新基準の適用で生じる関係者からの疑問を募集し、分析・議論する。
・それらの疑問をISSBに報告し、ISSBがそれらに対処する必要がある場合には、ISSBの意思決定の手助けをする。
・関係者に、新基準の適用に関わる他の関係者からの学びの場を提供する。
関係者からの疑問は、内部で評価・優先順位付けをした後でTIGでの公開協議にかけ...
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