JICPA 期中レビュー基準の実務指針案を公表

「レ基報」で四半期開示見直しに対応
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日本公認会計士協会(JICPA、茂木哲也会長)は12月22日、期中レビュー基準報告書「独立監査人が実施する期中財務諸表に対するレビュー」などの公開草案を公表した。四半期報告書の廃止を受け、金融庁が公表した期中レビュー基準の公開草案に対応する( 本号4頁 )。四半期決算短信に係る任意の期中レビューを想定し、準拠性に関する結論などの内容を盛り込む。意見募集は1月22日まで。

レ基報第2号を新設

JICPAが同日公表した公開草案は以下の2つ。いずれも期中レビュー基準に関する実務の指針となる。

①独立監査人が実施する中間財務諸表に対するレビュー(期中レビュー基準報告書(レ基報)第1号)

②独立監査人が実施する期中財務諸表に対するレビュー(レ基報第2号)

①はこれまで「四半期レビュー基準報告書」だったものの名称を変更。「四半期レビュー」という用語を「期中レビュー」に置き換えるなど、所要の改正を行う。改正金商法により導入される半期報告書に係る期中レビューなどの指針に該当する。

②は①以外の任意の期中レビューに適用する実務指針となる。四半期報告書廃止後に上場会社が提出する四半期決算短信についてのレビューが対象となる...