週間「適時開示」ニュース(12/25~1/7)

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3社が「開示すべき重要な不備」(12月26日など)

1月4日までに3社が、2023年9月期の内部統制報告書に「開示すべき重要な不備」の記載がある旨を公表した。

12月26日に公表したウェッジホールディングス(東グ、アリア)は、同社グループの持分法適用関連会社において、タイ証券取引委員会から元役員の不正行為や利息収入の過大計上、関連する決算の訂正などの指摘を受けた調査が行われている。現時点では、当該指摘の根拠を特定することができておらず、連結財務諸表に対する会計監査人の監査意見は限定付適正意見となっている。同社は、海外持分法適用関連会社投資に対する管理・情報収集管理体制や決算財務プロセスには不備があると評価せざるを得ない状態として、「開示すべき重要な不備」に該当すると判断した。

12月27日に公表したアジアゲートホールディングス(東ス、アリア)は、監査の過程において、決算短信掲載の「(参考)個別業績の概要」に金額的誤りが判明している。具体的には、グループ子会社における事業年度末の債務超過額を全額「事業損失引当金」として計上すると共に、同グループ子会社に対する貸付金に対しても全額「貸倒引当金」を...