JICPA ガイダンスで品質管理システム評価の様式を追加

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日本公認会計士協会(JICPA)は1月19日、品質管理基準報告書第1号の実務ガイダンス第4号「監査事務所における品質管理に関するツール」を公表した。2023年11月まで意見募集をしていたが( No.3627・8頁 )、特段のコメントは寄せられなかった。

2021年11月改訂の品質管理基準で求められている品質管理システムの構築・評価に当たっての具体的な手順や文書等を取りまとめた。品質管理基準報告書第1号「監査事務所における品質管理」では、少なくとも年に1度の品質管理システムの整備および運用状況の評価が求められている。これを踏まえ、①評価体制、②発見事項の評価と不備の識別、③不備の評価、④品質管理システムの評価の結論までを網羅した様式を追加した。主に大規模監査法人以外の利用を想定している。