IESBA 倫理規程に新章設け対応
サステナ保証業務に関する公開草案を公表
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国際会計士倫理基準審議会(IESBA)は1月29日、サステナビリティ保証業務に関する国際倫理基準および国際独立性基準の公開草案を公表した。パート1~4で構成される既存の倫理規程に、サステナビリティ保証業務について定めたパート5を新設するもので、同パートは職業会計士以外の保証提供者への適用も見込む。コメント期限は5月10日まで。なお、関連して「外部の専門家の作業の利用」に関する倫理規程改訂の公開草案も公表(コメント期限は4月30日)した。 |
監査と同等水準目指す
IESBAは2022年12月のプロジェクト承認以降、サステナビリティ保証に関する倫理・独立性基準の策定に向けて議論してきた。これは、投資家のみならず資本市場全体におけるサステナビリティ情報への需要の高まりやそれに伴う保証への期待の高まりを受けたもの。倫理・独立性基準は、職業会計士が倫理的な判断をするための指針となる重要なものだ。
基準策定に当たって、IESBAは以下の方針を採用した。
・監査と同等(Equivalence to Audits)
・職業会計士に限定しない(Profession-Agnostic Standards)
・特定の枠組...
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