金融庁 サステナビリティ開示と保証、WGで検討へ

金融審議会総会を開催
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サステナビリティ情報の開示と保証をめぐる議論がスタートする。金融庁は2月19日、金融審議会(会長:神田秀樹・学習院大学大学院教授)の第52回総会を開催した。金融担当大臣から「サステナビリティ情報の開示と保証のあり方に関する検討」が諮問され、有識者によるワーキング・グループ(WG)の設置が決まった。日本のサステナビリティ基準委員会(SSBJ)が開発する開示基準の適用対象や、保証制度の導入について検討する方向だ。

国際動向踏まえ、検討を諮問

金融審総会では、鈴木俊一・金融担当大臣から以下の通り諮問された。

○サステナビリティ情報の開示と保証のあり方に関する検討
 サステナビリティ情報に係る昨今の国際的な動向や要請を踏まえ、我が国資本市場の一層の機能発揮に向け、投資家が中長期的な企業価値を評価し、建設的な対話を行うに当たって必要となる情報を、信頼性を確保しながら提供できるよう、同情報の開示やこれに対する保証のあり方について検討を行うこと。

これを受け、神作裕之・学習院大学大学院教授を座長とする「サステナビリティ情報の開示と保証のあり方に関するワーキング・グループ」(仮称)の設置が決まった。

SSBJ基準...