トーマツ SSBJ基準案の解説セミナーを開催
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有限責任監査法人トーマツは4月25日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が公表した公開草案(SSBJ基準案)と想定される有価証券報告書での適用について解説する「我が国におけるサステナビリティ開示基準(SSBJ公開草案)に関するセミナー」をオンラインで開催した。講師とテーマは次の通り。
①藤本貴子氏(同法人パートナー)「我が国がサステナビリティ開示基準を導入する背景」
②小林永明氏(同法人パートナー)「SSBJ基準公開草案の概要」
③黒崎進之介氏(同法人パートナー)「SSBJ基準の導入に向けた実務上の影響並びに課題」
まず、①では藤本氏が、SSBJ基準案が公表に至った経緯や金融庁の金融審議会サステナWGでの議論の動向について紹介。セミナー開催時点で有報でのSSBJ基準の適用が、時価総額3兆円以上の企業を対象に27年または28年から適用する案が出ているとした。
続いて②では、小林氏がSSBJ基準案の詳細について解説。開示する情報の特定は、「バリュー・チェーンの範囲の決定」、「企業の見通しに影響を与えると合理的に見込み得るサステナビリティ関連のリスク及び機会の識別」、「リスク及び機会に関する重要性...
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