JICPA 監査におけるAIの利用に関する研究文書を取りまとめ

生成AI利用例は監査調書作成補助等
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日本公認会計士協会(JICPA)は8月13日、「テクノロジー委員会研究文書第11号『監査におけるAIの利用に関する研究文書』」を公表した。監査に利用されるAIに関する理解、具体的な活用方法や課題等を整理したほか、AIが公認会計士の業務や役割にもたらす変化等を取りまとめている。生成AIの利用例としては、監査調書作成・査閲の補助、監査手続実施補助のほか、情報収集・資料作成の補助などが挙げられた。

生成AIの利用は補助的な用途に

近年、大手監査法人を中心にAIを利用した監査ツールの開発が進められ、実際に監査実務の現場への導入も進んでいる。研究文書では、AIの活用方法や課題のほか、AIが公認会計士にもたら...