ハーフタイム 経理パーソンは如何に専門性を磨くべきか
( 31頁)
最近の働き方改革では、職務内容の専門性に基づいて自律的に働く経営人材こそ効率性と成長の原動力になると見られている。では、経理パーソンは如何に専門性を磨くべきだろうか。本稿では、今後グローバル化、金融化、デジタル化が益々進めば、経理パーソンが対応を迫られると想定される会計課題とその対応策について私見を述べてみたい。
1.世界経済のグローバル化が会計に及ぼす最大の課題はIFRS化であり、概念的キーワードは“法形式基準よりも経済実態重視への転換”である。その具体例は、2027年度から適用開始予定の新リース会計基準であり、親会社のみがIFRS適用会社であっても今後は各子会社の単独決算でも適用されるから、...
- 経営財務データベースで続きを読む
-
無料 2週間のお試しはこちら
すぐに使えるIDをメールでお送りします