SSBJ 温対法での取扱い、再公開草案を公表へ

GHG排出量の算定期間と報告期間を統一
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サステナビリティ基準委員会(SSBJ、川西安喜委員長)は10月30日、第42回委員会を開催した。当日は、公開草案(SSBJ基準案)の温対法や後発事象の定めについて議論。事務局から、温対法における温室効果ガス(GHG)排出量を用いて開示する場合でも、その算定期間と報告期間を一致させる案が示された。一致していない場合には調整計算を求める。原案からの大幅な変更となるため、範囲を限定して、再公開草案を公表する方向だ。次回以降に文案検討を行い、年内に公表、25年3月までの確定を目指す。

SSBJ基準案での提案

SSBJ基準案では、ISSB基準と同様に原則としてGHGプロトコルでGHG排出量を算定する。ただし...