東証 資本コスト等を意識した経営、ROE等の目標設定を

「投資者の視点を踏まえたポイントと事例」を改訂へ
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東京証券取引所は10月31日、「市場区分の見直しに関するフォローアップ会議」の第18回会合を開催した。今回は、「投資者の視点を踏まえた『資本コストや株価を意識した経営』のポイントと事例」の改訂案等が提示され、議論が行われた。「売上や利益などPLベースの指標だけではなく、ROE・ROIC等の資本収益性に関する指標など、投資者が重視する目標設定が期待される」こと等を追加し、11月中旬に公表予定だ。

業績連動報酬を中長期的な企業価値向上に

今回の議題は、(1)「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」(以下、資本コスト対応)、(2)企業行動規範の見直し、(3)「従属上場会社における少数株主保護...