【座談会】「経理の1年」―新人編⑤ 12~1月

はじめに

葛西: 皆さん、こんにちは。本日もいつものメンバーでお届けします。松岡さん、藤田さん、よろしくお願いします。

松岡・藤田: よろしくお願いします。

12~1月

葛西: 今回は、12月から1月の間に主人公の青山さんが携わった業務についてのエピソードです。年末年始ですから、年末調整といったこの時期特有の業務があります。また、例えば、固定資産の現物の実査管理やその際の廃棄の処理などのように、これまでの経理の仕事とは少し異なる業務にも携わることがあります。さらには償却資産税の申告ということで、固定資産に関する会計税務のスキルも徐々に身に着けていくことになります。

最初に固定資産の管理業務について、松岡さんと藤田さんがこれまでに経験されてきたことを教えていただきたいと思います。いかがでしょうか。

松岡:前職で私も、3年ほど固定資産だけを担当していた時期がありました。固定資産だけと聞くと、ちょっとつまらなそうに思われるかもしれませんが、私にとっては経理キャリアの土台となる、とても学びの多い3年間だったと思っています。連載記事にもあるように、固定資産には会計・税務から現物管理まで、さまざまな要素があります。...