EC CSRDの対象を縮小し適用延期、報告基準も簡素化
オムニバスパッケージ案を採択
( 06頁)
欧州議会(EU)の政策執行機関である欧州委員会(EC、フォン・デア・ライエン委員長)は2月26日、企業サステナビリティ報告指令(CSRD)の対象企業の縮小や適用の延期などを盛り込んだオムニバスパッケージ案を採択した。報告基準の簡素化や将来的な合理的保証への移行の中止なども示されており、欧州に進出する日系企業の負担が大きく軽減されそうだ。 |
産業競争力の低下を懸念
欧州では、CSRDをはじめとしたESGに関する規制の負担が大きく、企業が米国等に生産拠点を移し始めている。この点、産業競争力の低下を懸念した欧州理事会が、昨年11月、ECに対してCSRDなどの開示負担を最低でも25%軽減する簡素化案の作成を...
- 経営財務データベースで続きを読む
-
無料 2週間のお試しはこちら
すぐに使えるIDをメールでお送りします