経理の1年 【新人編】2~3月(最終回)
IS経理事務所 代表 葛西 一成
はじめに
本連載では、事業会社の経理部門に配属された新入社員の1年を見てきました。前回( No.3686 )は、中堅上場企業の子会社であるESC社(業態:システム受託開発、従業員数:約160名)へ入社した青山さんが12月から1月までに経験した年末年始特有の業務や社内イベントについて紹介しました。青山さんは、新たに固定資産管理業務を経験しました。有形固定資産取得時の台帳登録から始まり、固定資産の現物実査や廃棄作業に携わり、さらには償却資産税の申告業務といった新たな経験を積むことができました。また忘年会での幹事や年末調整業務のサポートなどにも関わり、社会人になって初めての年末年始を迎えました。
そして今回、2月と3月に行う仕事をもって、青山さんは新人1年目を終えることになります。2月からは給与や社会保険料に関する経理処理に携わり、3月には自主的に簿記の勉強を始める青山さん。皆さんには新人・青山さんの1年がどのように見えたでしょうか。
本連載の毎回の内容は、異なる経験・視点を持つ現役の経理パーソンとの談論によって補完してきました。掲載後に税研Podcastで配信する現役経理パーソンの経験談も次回が最終...
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