サステナビリティ基準委員会（SSBJ、川西安喜委員長）は３月31日、SSBJハンドブックを公表した。11の論点について解説しており、温対法を用いて算出したGHG排出量の算定期間と財務諸表の報告期間を一致させるための調整計算の参考例や、スコープ３の重要性の判断に関する参考情報を収録している。今後もSSBJに多くの質問が寄せられている関係者のニーズが高いものから、随時ハンドブックを公表する予定だ。

基準のような強制力はなし

事務局から公表されたSSBJハンドブックは次の11本。委員会での審議を経ずに公表されたもので、SSBJ基準を適用するうえで必ず準拠する必要はない。

①SSBJ基準用語集②2024年３...