トピックスプラス AI活用の最前線 第4回 有限責任監査法人トーマツ

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監査の現場のAI活用についてお伝えする本連載。有限責任監査法人トーマツは、AIによる不正検知モデルで特許を取得するなど、最新テクノロジーを取り込みながら監査を通じて企業のガバナンス・内部統制の改善に注力している。2023年には生成AIを使って監査調書のドラフトを作成するツールも開発した。AI活用の効果と目指す姿などを、Audit Innovation部の外賀友明氏と町野浩司氏に聞いた。

「課題解決型の監査」へ

外賀氏(左)と町野氏

デジタル化が加速し、監査を取り巻く環境が変化している中で、トーマツは今後「課題解決型の監査」が求められるようになると見ている。会計基準等への準拠を確認するコンプライアンス...