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Worldwide Tax Summary グローバル グローバルミニマム税と国際投資協定

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PwC税理士法人編
PwC税理士法人顧問
岡田 至康 監修

第2の柱の一部を構成するグローバルミニマム税(GMT)ルールは、2021/2022年にOECD包摂的枠組み(IF)によって140超の国・地域が政治的に合意した一連のルールで構成されている。このルールでは、BEPSの残りの課題を解決し、租税競争に係る下限を国・地域別に最低実効税率(ETR)15%に設定することを目的としている。2025年半ば(8月21日)の時点で、56の国・地域がGMTの全部または一部を実施している。これらの国・地域におけるGMTルールだけでも、大規模な多国籍グループのグローバル事業体のほとんどが対象となる。多くの場合、GMT...