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法人税 法人税重要事例検討:交際費等―1
税理士 古川 浩二
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先月に引き続き、法人税の実務において重要、かつ、誤りやすいと思われる事例について検討します。
今月から、交際費等に関する事例を取り上げます。
Q1 役員及び従業員等の一部による忘年会等の高額な飲食費
当社(以下「A社」といいます。)は広告業を営む1月決算法人です。資本金の額は1,000万円であり、社員数は役員を含めて20名です。
令和2年1月期の確定申告に際して、以下に掲げる飲食費(全て酒類を伴うものでした。)として支出した370万円について、福利厚生費又は会議費として損金の額に算入し、確定申告を済ませました。
内容参加人数支出額① 平成31年3月25日・株主総会10人60万円② 平成31年4月15日・...